
| ケーナとの出会い | |
| 僕とケーナとの出会いは1983年南米への旅行中でした。 マチュピチュという空中都市に近いところで、たそがれ時にどこからともなく聞こえてくる笛の音、それがケーナでした。今思えば僕の幻想かも知れませんが、高地の霧の中、その笛だけをたよりに旅をしているような錯覚に陥ったような気がします。全身の血が、大変心地よくザワザワと速度を早めていったことを今でもしっかりと覚えています。 ケーナの音色はアンデスの微風のように明澄で、時には軽快に時には愁いに満ち、人々の魂をふるわせます。実際にケーナを手にすると、一本の竹筒に穴が開いているだけのシンプルな楽器です。このケーナの音色のどこに人を感動させるパワーがあるのだろうかと大変に興味深く、まるで初めて会った人に運命を感じるように魅かれていきました。 |
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| ケーナとの格闘 | |
| 帰国後は撮影現場の待ち時間、移動中の車の中、5分でも時間があると練習に打ち込むようになりました。当時、友人達はうまく出ない音を何度も何度も繰り返し吹いている僕を見て、「何もあんなに仇のように練習しなくとも・・・」とあきれていました。 | |
| 初めてのレコーディング | |
| ケーナの練習を欠かさず続けているうちに、ケーナがいかに表現力が豊かな楽器であるかということが徐々に理解できるようになり、毎日が新しいことの発見でした。僕なりのケーナでの表現は?などと生意気なことも考えるようになってき始めていたところ、ピアニスト、アレンジャーとして有名なデヴィトマシュー氏との知遇を得ました。交流が広がる中、思いがけずニューヨークのスタジオミュージシャンの協力により、ニューヨークでCDの録音をすることになりました。その中の一曲の「ヘミニス」はコマーシャルのCFミュージックとして採用され、このことが発端で僕のケーナが皆様の評価の対象になったのです。 | |
| ケーナを通しての音楽活動 | |
CDは5枚出しています。 |
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| ケーナへの想い | |
| 僕はケーナを始めて約20年になります。今では自分の言葉で表現するよりケーナのほうが自分自身を表現しやすいのではとさえ感じています。心の隅にある思い出、未来への希望・・・・など、具体的に言葉で表現できないものは特に、ケーナを吹くことで何かが見えてくるといった感じです。 | |
| ケーナ製作者 | |
| 僕のケーナは俳優の平泉成さんが作って下さっています。十数年前、ドラマで共演の際、1本差し上げましたら、ドラマをやっている間に50本になって返ってきました。竹は日本産の女竹。100本の竹の中から10本くらいを選んで一緒に作ります。僕の唇のカーブと角度を合わせて何度も吹いてみながら穴を開けます。竹そのもののバランスもありますが、穴の位置によってオクターブが微妙にずれますので大変難しく、100本の女竹から1本くらいしか良いものは出来ませんが、平泉さんの作るケーナは素晴らしいものです。いつも大変、感謝しています。 | |
| ケーナを始めたい方へ | |
| とにかく吹いてみましょう!唇の形に個人差がありますので、ケーナの角度をずらしながら最も音の出やすい角度を探しその角度を大切にして次には安定した長い音が出せるよう努力してください。基本呼吸法は複式呼吸ですので、これを意識して練習してください。背筋はぴんと伸ばしましょう。後は練習あるのみです。家の中より、外で練習するほうが、音の広がりが感じられのびのびとした音が出ます。メロディーが吹けるようになりますと、本当の楽しさが分って上達が目に見えてきます。頑張ってください! | |
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© 2007-2008 TOHO ENTERTAINMENT CO., LTD. All rights reserved.
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